薔薇の花束を




ある日の明け方



派手なドレスを身に纏った綺麗な女性や、黒いスーツをスマートに着こなす茶髪の男性達数人が駅に向かってる





早朝の人が疎らな時間帯





昼から夜にかけての賑やかさが嘘みたい






ボンヤリと人の後ろ姿を見つめるのも楽しいんだ





今日も一日お疲れ様…って、そっと囁く。


そして…



また夜に来てね…って…




この街で独りぼっちは淋しいから…人の気配を感じていたいんだ



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