薔薇の花束を



優しく微笑みながら聞いて来る松原サン……
私の名前なんか聞いてどうするんだろ



『天野…星華…』


「せいかチャンね……綺麗な名前」




ニコッと微笑む松原サン…

初めて出来た人間の話相手に、私は浮かれていた…ウキウキしてたんだ




「…ねぇ……俺ん家…来ない?」


『……は?…えっと…無理』


「何で?」




…なんで?

でも私はここから動きたくない…




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