アナタハ今、何ヲ思ウ






アユミは右へ曲がり、すぐに小学生を見つけた。




……ここも、子供が通る……






ケータイを持つ右手に力が入る。



汗ばんでボタンから親指が離れる。





嫌な予感と共に心臓が早く鳴り、アバラに響く音が五月蠅くて、少し苦しい。
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