ツナ&エマ〜カレーなる日曜日〜





アキとユマが私に駆け寄って来て

「ちょ…レイお姉様って…」

って苦言を呈する。






ぁ?

私は甥っ子姪っ子に対して

恐怖の象徴的役割になってあげようって

言ってるのよ?




アキは優し過ぎ、

ユマは厳し過ぎなんだから

私みたいな適当な奴がいた方が

絶対いいと思うんだけど。





「仰せのままに…

子供たちの教育、お願いしますっ」



「親友の頼みですもの。

しっかり務めさせていただきますわ」





すぐにアキが噴き出して、

三人でキャハキャハ笑った。





なんでだろう。

私達ってどんな状況でも

笑ってられるんだよね。





高校時代も…短大時代も…就職した時も…

結婚してからも。

ユマの問題が起こったときも

何故か笑ってた記憶ばかり残ってる。







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