ツナ&エマ〜カレーなる日曜日〜




私はあの時の気持ちを

素直に告げた。





ふと、死にたいって思った時、

見ず知らずのはずのアキが

必死に止めようとしてくれたことが

どれほど嬉しかったか、とか。





アキが病院で目が覚ました時

私を見て笑ってくれて

どれだけ嬉しくて泣いちゃったか、とか。







アキはキョトンてしてたけど

ちょっと頬を赤らめて

照れ臭そうに笑うんだぁ…。






「私ね、二人に会うまでは

クラスにも馴染めなかったし

友達だっていなかった。

あの時二人に会って、

自分ももっと強くならなきゃ、

って思うようになったから

今の私がいるんだよ」



「レイ…」



「あと、一つ言わせて。

アキは回りに優し過ぎるよ。

言われたら言い返す!!

そのぐらいやらないと

ナめられるでしょうが!!」





アキは照れ臭そうにしてから、

「私もレイみたいに自分を変えたい!

勿論、いい意味でだけど!」

って。










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