ツナ&エマ〜カレーなる日曜日〜
「レーイ?」
アキの顔が、ぶつかるんじゃないか
ってくらい近くにあって、
思わず「チューされてぇのか」
「いえ、チューはユズトくんので
全然足りてますんで大丈夫です」
真面目に返された 笑
隣の部屋で遊んでたメイとエマが
「アキちゃーん、レイちゃーん」
って駆け寄ってきた。
「何?どーしたの?」
メイ達と視線の高さを一緒にして
首を傾げるアキ。
うーん。もしアキが私達と
出会ってなかったら
保育士になってたかも。
「リボンちゃん結んで?」
「いいよー。どこを結ぶ?」
「こっちーぃ」
服を引っ張られて隣の部屋に
連れて行かれた私達。
「これぇ」
指差されたのは…
子供用のコート掛け。
銀色のパイプで出来てて
コートを引っ掛けるところにだけ
カラフルな色が付いてる可愛い奴。
…って、オイ子供達よ。
これはリボンちゃん出来ねぇよ。