ツナ&エマ〜カレーなる日曜日〜
…
「…っ、ぇえ、はい…
はぁ、本当にどうも…
えぇ、まったく本当に
申し訳ありませんでした…
本人にもきちんと言い聞かせますので…
ぁあ、本当にありがとうございます。
ぇえ、はい。
失礼いたしますー…
……ツナ!!」
赤オニが、受話器を置いた瞬間
ものすげぇ勢いで俺を怒る。
でもねぇ、その顔、赤オニサイドは
めっちゃ怒ってるんだろうけどさぁ、
全然まったーく、…怖くねぇ。
「うーん、分かった分かった。
次は気をつけて滑り込む」
「違うでしょっ!
てかまだ何も言ってないし!」
「しょーがねぇじゃん。
ユウタが下手くそなんだよ。
あいつノーコンだから
俺が必死に“滑り込みダイビング
ミラクルキャッチ”したら
偶然そこに花瓶があっただけなの」
「人のせいにしない!
あんたコレ何回目だと思ってるの?
三回目よ?さ ん か い めっ」
赤オニってばよく覚えてる〜