ツナ&エマ〜カレーなる日曜日〜




「ツナー、エマー、ちょっとおいで」




事情聴取。

でもませてるツナは絶対本当の事は

言わないはず…。

それならば。







「ツナ?今から聞くことを

素直に答えたら、お菓子いっぱい

買ってあげるよ?

勿論、エマも」





二人の目が輝く。

よしよし…いい反応だ。







「ティアラを盗んだ人、知ってる?」



二人は首を振る。

キョトンとした表情から

嘘をついているようには見えなかった。





「じゃあ、最後にティアラ触ったの誰?」


「「アキ」ちゃん」


「それはいつ?」


「あたしが見たのは、昨日の夜」


「俺も!アキが珍しく

いっぱーい酒飲んで、酔って着けて

キャーキャー騒いでた!」




ほほぅ……。

それはいい事聞いちゃったかも。




「おかげで俺たち、寝れなかった!」


「うん、アキちゃんうるさくて〜。

レイお姉様はブレスレット着けて

ユズトくんに怒られてたんだよ!」




レイ…。

一瞬でも常識あったと思った私が

馬鹿だったわよ…。









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