ツナ&エマ〜カレーなる日曜日〜




き、決まった…






「概要はおそらくこうよ。

あなたは二人からティアラと

ブレスレットを奪還した後、

まだ寝ていない子供たちに痺れを切らして

寝かせに行った。

しかし、ちゃんとしまえばいい物を

変な所に置いちゃったせいで

何かの拍子に…おそらくアキが

踏んだかなんだかしたのね。

それでティアラの一部が壊れてしまった!

慌てたあなたは、タウンページで

修理業者を探した…その証拠に、

インクが汗でうっすら滲んだ後があるわ。

よっぽど焦ったのね。

…今日の早退も風邪や病気ではなく

こっそり病院に行くフリをして

修理業者に持ち込むつもりだった。

病院にはちゃんと

行くつもりだったんでしょうね。

遅くなった理由を“混んでて”って

すれば無駄な詮索は滅多な事しないもの」






一通りの推理をしたところで、

ぽつりと、部外者一名が呟いた。




「ぁあ、それなら俺、

昨日の夜中ユズトから相談されたわ。

ちなみに病院に行くフリして〜のくだり

俺の案なんだけど!」





…小泉ぃ…。

そういうことは早く言いなさいよ…!









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