ツナ&エマ〜カレーなる日曜日〜
眉間にシワが寄る俺。
今にも泣き出しそうなツナ。
俺とツナの間で、何故か涙目になるエマ。
最初に口火を切ったのは
エマの泣き声だった。
「ぅわーぁあんっ!
ツーくんがママのお花ダメにしたぁー
ぅわーぁあんっ!
ユジュくんがツーくん怒るーっ」
どっちだよ!
ツナを責めてるのか?
それとも俺が責められてる?!
「うわーーんっ」
何故かユマちゃんとこの
しっかり者の長女、メイも泣く。
「うわーーっ、ユジュ、ごめんなさいー」
え、ツナも?
「うあーんっ、ごめんさい、ごめんさい」
まだ、ごめんなさいも言えないシュンも
何故か泣きはじめた。
何これ?!
「ちょっとユズっ子!
何やってんのよ!」
「ぁー!うるさい!
ユズ君、暇ならガキ共連れて
どっか言ってて!!」
…ぇえ。
なんか俺、邪魔物扱いされてない?
酷くねぇ?レイちゃんもユマちゃんも。
しかし逆らえず。
俺はマイホームを追い出された。