大嫌いでも大好き 〜愛しの柴ハゲくん〜

「美穂は、くわねぇの?」
宏稀はキョトンとした顔で
こっちをみた。

「んー。帰ろうかと思って。」
あたしがそう伝えると

「なんで?まだいいじゃん。
っていうか帰んな。」
と言って宏稀はあたしにキスを
してきた。

「だって宏稀のお母さん帰って
きちゃうじゃん。」
あたしがそういうと
「あぁ、大丈夫。夜勤の時は
いつも帰ってくるの10時すぎだから」
宏稀はそういうとあたしを
席に座らせ、宏稀のお母さんの分の
朝ご飯をあたしにだしてきた。


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