大嫌いでも大好き 〜愛しの柴ハゲくん〜
準備に必要な模造紙をとりに
準備室に向かっている途中、
元カレに会った。
別れてからはあからさまに
あたしを避けるようになっていて、
この日も当たり前のように
あたしを避けようとしたのだろう。
しかし、あたしの横を通り抜けた
他クラスの男子によって
あたしは元カレにぶつかって
しまったのだ。
おまけにあろうことか、
彼のシャツのボタンに
髪の毛が絡まってしまったのだ。