大嫌いでも大好き 〜愛しの柴ハゲくん〜
あれから数日がたち、元カレは、あたしを
避けなくなった。
それどころか、普通に話かけてくるようになった。
「美穂~。最近涼といい感じみたいじゃん?
まさか、より戻したのか?」
「んなわけないじゃん!
もう終わったんだから!」
「いやわかんないよ?向こうは終わったつもりは
ないのかもしれないし?」
「それは、ない!
だって、涼彼氏いるの知ってるし!」
「えー?つまんないのー!
あたしは涼のがお似合いだと思うんだけど。」
「ないから笑」
こんな話を友達とすることが多くなった。
まさか、こんなことが後々
あんな大事件を巻き起こしてしまうなんて
あたしはまだ知らなかった。