大嫌いでも大好き 〜愛しの柴ハゲくん〜

あたしが目覚めると
外は赤く染まっていた。

時刻は16時50分。

朝ごはんも昼ご飯も
食べていなかった
あたしのお腹は
空きすぎていた。

今日も親の帰りは
遅いから久しぶりに
何かを作ろうと
思って一階に下りると
電話が鳴った。


出るとお兄ちゃんだった。
"今日夕飯食べに行くから
夕飯作らなくていい
部活やって帰っから
遅くなっけど大人しく待ってろ"
それだけ言うとお兄ちゃんは
電話をきった。

あたしはお兄ちゃんが
帰ってきたら宏稀の事を
聞いてみようと思って
眠りについた。


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