大嫌いでも大好き 〜愛しの柴ハゲくん〜

「ほーら、はじめっから!
みんな席着け〜。」
先生が入ってくると
何故か後ろからお兄ちゃんが
ついて来ていた。


「えーっと、今日から数学と理科の
補助に高等部の人が来てくれてる。
こいつは、数学と理科が異様に出来て
模試の時はいつも校内一位だから
色々教わるように!えーっと、
じゃあ自己紹介して。」

「山本雄大です。高2です。
んーと、うちには妹がいて
その妹は超が付くほど
理系が出来ないんで
理系が出来ない人で
妹より理解出来ない人は
そうそういないと
思ってるんで、
何でも聞いてください。」
お兄ちゃんはそういうと
あたしの方を向いて
鼻で笑って見せた。


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