大嫌いでも大好き 〜愛しの柴ハゲくん〜

「あ、一つ言い忘れたが・・・
実は山本の」
先生がそこまで言いかけたときに
あたしは思いっきり咳ばらいをした。

「先生〜早く授業やろうよ、
隣の変な人なんかどうでもいいから。」
あたしがそういうと
クラスの大半があたしを睨みつけてきた。

「美穂!!!雄大さんイケメンじゃん。
なのに何でそういうこと言うの!
美穂のイケメンズレすぎ!」
枝里はそういうとお兄ちゃんに
質問をし始めた。

「雄大さん、彼女はいますか?」

「えーっと、いませんが、
プライベートな質問は全て
そこにいる美穂にしてね。」
お兄ちゃんはそういうとあたしを
指差した。


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