大嫌いでも大好き 〜愛しの柴ハゲくん〜

「まじ?イケメン?」
あたしが聞くと
「そこまで知らねーから。」
って笑いながら枝里は席を立った。

「どこ行くのー?」
あたしが聞くと枝里は
早く来いって呼んだ。


枝里の情報によると
新しい人は先生の部屋に
呼ばれて一緒に
クラスに入って来るらしい。
だから先生の部屋に行けば
イケメンかどうか分かるって
枝里がいうから一緒に
ついていった。


先生の部屋の前に着いたら
思い切りドアが開いた。

「またお前らか!」
先生は笑いながら立っていた。
またってなによー
って枝里と言いながら
部屋を除いた。

「まだ来てないぞ。」
先生は何もかも見透かしているように
あたしたちに言ってきた。
「ねえ先生〜。新しい人イケメン?」
あたしが先生に聞いたら
「お前のイケメンはイケメンじゃないから
イケメンか分かんないけど
お前はいつもイケメンじゃないって
怒るからイケメンじゃない。」
先生はそういうと
あたしと枝里の頭を教材で叩いて
行くぞって声をかけてきた。

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