大嫌いでも大好き 〜愛しの柴ハゲくん〜

「静かにしててね。」
男の人はそういうと
あたしと宏稀も抱き上げ
車の中に入れようとした。
「いやぁぁ!!」
あたしと二人は大声を上げた。
訳も分からずただ怖かった。
怖くて怖くて震えが止まらなかった。
涙が止まらなかった。

「うるせぇな!静かにしてろって
言ったじゃねぇか!!」
そういうと男の人は
あたしを殴ろうとした。


< 38 / 125 >

この作品をシェア

pagetop