大嫌いでも大好き 〜愛しの柴ハゲくん〜

あたしは意味が分からずしばらく
そこに立っていた。


しばらくしてあたしは我に返り
塾の中へと入った。


教室の前に着くと、授業中だったらしく
中からお兄ちゃんの声が聞こえてきた

あたしが教室の中に入ろうとしたら

「うぉ!びっくりした。」
と言う声が頭上から降ってきた。
驚いて顔をあげると、そこには
お兄ちゃんが立っていた。

「お前なー!今までどこ行ってたんだ、
馬鹿野郎!授業もう終わるんだぞ?」
そういわれ教室の時計を見てみると
授業の終わる10分前だった。
あたしが少しだと思っていた時間が
30分以上たっていた。


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