大嫌いでも大好き 〜愛しの柴ハゲくん〜
「そこぉ!早く帰れ〜。」
そう言って先生が教室に入ってきた。
「ん?なんだ、お前らか。っつーか
美穂、神咲からのりかえたんか?」
先生は冗談まじりにそう言ってきた。
「ちげぇから!なぁ、美穂?」
勇斗はそういってあたしに聞いてきた。
「うん、ないない!」
あたしも先生に向かってそういうと
先生は笑いながら
「冗談だから!逆に認められちゃうと
俺、宏稀に合わせる顔ねぇから!」
そういってあたしたちを教室の外まで
見送ってくれた。