大嫌いでも大好き 〜愛しの柴ハゲくん〜
「やべー、超はしゃぐ!」
宏稀はそういって目を輝かせた。
「なぁ、まず最初は
ジェットコースターいこうぜ!」
宏稀はあたしの手を引っ張りながら
走り出した。
「宏稀っ....手っ!」
あたしはあまりの恥ずかしさに
宏稀にそういった。
「ん?ぁあ!ご、ごめん!!」
そういって宏稀は手を離してから
「あの、手を繋いでもいぃですか?」
ってあたしに聞いてきた。
「あ、はい。」
あたしが顔を真っ赤にしながら
答えると
「ふは、何か照れんね。」
って顔をくしゃってした笑顔で
あたしに言ってきた。
あたしは
遊園地のアトラクション
に乗る前に宏稀の笑顔に
ぶっ倒れるかと思った。