大嫌いでも大好き 〜愛しの柴ハゲくん〜

「いーやっふー!」

「きゃああああ!」

ジェットコースターで
落ちた時のあたしの顔は
あまりにも悲惨だった。

表現のしようのない顔で
宏稀に思い切りつかまっていた。
一方の宏稀はあたしを片手で
抱きしめながら笑って余裕のピース

落ちた瞬間の写真を見ながら
宏稀が笑っていたのは
言うまでもない。


< 65 / 125 >

この作品をシェア

pagetop