大嫌いでも大好き 〜愛しの柴ハゲくん〜
「宏稀は淋しがり屋だもんね」
あたしがそういうと
うるせぇっていって
宏稀はあたしの頭を
コツンと叩いた。
「お邪魔します。」
宏稀の家に着く頃には
4:30になっていた。
「汚いけどどうぞ。」
宏稀はそういったけど
広くて綺麗なお家だった。
「何か飲む?」
宏稀はあたしに聞いてきたけど
お茶があったので大丈夫と言った。
「んっと、俺の部屋とリビング
どっちがいい?」
宏稀はうろうろしながら
あたしに聞いてきた
どっちでもいいと伝えると
リビングで待っててといって
あたしの荷物は宏稀が部屋に
持って行ってくれた。