大嫌いでも大好き 〜愛しの柴ハゲくん〜
*呼び方
休み時間になると
クラスのみんなは
2人の回りに集まった。
勇斗くんはニコニコ話して
別け隔てなく話すんだけど
宏稀くんは女の子を無視してる。
男の子には時折笑顔見せて話すんだけど。
「ほらー、はじめんぞ。」
そういって先生は入って来た。
また授業が始まって
先生が部屋に戻ってる時に
勇斗くんが手紙を回してきた。
゛何て呼べばいい?
おれは勇斗でいいから゛
だからあたしは
゛美穂でいいよ。
勇斗ね。
宏稀くんは何て呼んだら
言いのかな?゛
って書いて勇斗君に
渡した。
゛ひーくんはひーくんで
いいんじゃないかな?
ちょっと待ってて。゛
っていう内容だったから
勇斗君のほうを見たら
宏稀君とメールしてたみたいで
゛ひーくんとかざけんな
大体ひーくんって
呼ぶなっていってんだろ。
宏稀でいい。゛
っていう画面をあたしに
見せてきた。