大嫌いでも大好き 〜愛しの柴ハゲくん〜


「きゃあぁぁっ!」


あたしはお風呂から出て
バスタオルを巻いて
無我夢中で宏稀のいる部屋へと
走った。



「宏稀っっ!!」

「ちょ、美穂っ?何でっ?」


「何で停電したのぉ?」


「・・・・・電気使いすぎたのかな?
ブレーカ見てくるから、美穂は
ここで待ってて?」


「無理無理無理っ!あたしも行く!」


「ちょ、美穂、暴れないで!」


「きゃぁっ!」


あたしはバランスを崩し
宏稀と一緒にベッドへと
倒れ込んだ。


< 95 / 125 >

この作品をシェア

pagetop