大嫌いでも大好き 〜愛しの柴ハゲくん〜
「きゃあぁぁっ!」
あたしはお風呂から出て
バスタオルを巻いて
無我夢中で宏稀のいる部屋へと
走った。
「宏稀っっ!!」
「ちょ、美穂っ?何でっ?」
「何で停電したのぉ?」
「・・・・・電気使いすぎたのかな?
ブレーカ見てくるから、美穂は
ここで待ってて?」
「無理無理無理っ!あたしも行く!」
「ちょ、美穂、暴れないで!」
「きゃぁっ!」
あたしはバランスを崩し
宏稀と一緒にベッドへと
倒れ込んだ。