セナの冒険
…え?
そうなの?
気を許すって、出会ってまだ2日めなのに?
ふーん………
なんか嬉しいじゃん!!
それにしても、私はあの金色の瞳、綺麗だと思うけどなぁ…。
「セナ、ホントに置いてくからなー」
『ほら、そんな考え込んだ顔しないで?ロイドが待ってるわよ♪行きなさいな!』
「あ…、ありがとう!さよなら!」
もう一度振り返ると、女神は手を振り光に包まれながら消えていった。
「遅ぇよ、ったく」
「ごめんごめん」
私は謝りながらロイドが差し出してきた手を取った。
「じゃ、さっきの森に帰るぜ」
今度は視界がぐにゃ〜っと曲がりくねって、気付くとまたさっきのバイクを置いた場所に戻っていた。