セナの冒険
「そ、そうだったの……」
「だから爺さんにはすげぇ感謝してるんだぜ?よぉ爺さん?」
「ほっほっ、わかっとるよ」
私なんかより遥かに複雑な過去を持つロイドに、何て声を掛けたらいいのかわからないけど…
この優しい笑顔に偽りはないから、ゾーラさんと幸せにやってきたってことだよね?
よかった……
ゾーラさんがロイドを育ててくれて……
って私、よかったってどーゆー意味?
ロイドが孤独になることがなくてよかったってこと??
私が一人で悶々と考え込んでいる間にも、ロイドとゾーラさんの談笑は続く。