セナの冒険






「そ、そうだったの……」




「だから爺さんにはすげぇ感謝してるんだぜ?よぉ爺さん?」




「ほっほっ、わかっとるよ」




私なんかより遥かに複雑な過去を持つロイドに、何て声を掛けたらいいのかわからないけど…



この優しい笑顔に偽りはないから、ゾーラさんと幸せにやってきたってことだよね?



よかった……
ゾーラさんがロイドを育ててくれて……



って私、よかったってどーゆー意味?

ロイドが孤独になることがなくてよかったってこと??




私が一人で悶々と考え込んでいる間にも、ロイドとゾーラさんの談笑は続く。










< 105 / 299 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop