セナの冒険
『100年も向こうに居れば、精神はボロボロだろうな。詳しいことは分からないが、魔王は時の女神を操り、何かをしているらしい…』
操る…?
何をしてるんだろう。
『とにかく内容は私達にも分からないが、悪い事に違いない。それを止めさせるためにも、世界の時空の歪みを止めるためにも、魔王にこれ以上好き勝手させないためにも、お前の力が必要だと言ってるんだ。ほら、行くぞ』
ちょっと待って!!!
『…今度はなんだ』
フローゼアは私に伸ばして来た手を戻し、面倒臭そうな顔をした。