セナの冒険
「大丈夫か?」
この声…!
「アイク!?」
私は空を飛ぶバイクに跨がるアイクに、抱き抱えられた形になっていた。
「なんで!?」
「あいつらがこっち向かってるの見えたから、追ってみたんだ。まさか標的がセナとは……なんかしたのか?」
「え?何にもしてないよ!それよりどうするの?あいつら!」
「まあ………本来俺の仕事じゃないけど、始末しておくか。しっかり捕まってろよ」
アイクは私を後ろに座らせると、向きを変え影達に向かい合う。
「5体か」
アイクは呟きながら、片手を空に翳した。