セナの冒険





「よし、終了。大丈夫だったか?」



「全然、大丈夫」



アイクが振り返り私を見つめるから、ちょっと照れちゃうな。


てか本当不思議な人…。

初めて会ったときは、青い空と同じ髪色だったのに、今は曇り空と同じ白い色…。

どうなってるんだ?



「本当に心当たりはないのか?」



「…え?心当たり?」



「あの影は、シャドー団の手下だ。意味があってセナを狙ったんじゃないのか?」



「意味?そんなの、な…………あ……」



「やっぱりあるのか?」



も、もしかして…………宝玉?
これ狙ってる…の?

でも………私が持ってるなんて…知らないよね?

知ってる可能性はあるけど…


アイクは信頼できそうだけど、話しちゃってもいいのかな…?



「…まあ無理に話さなくてもいいけど。取り敢えず厄介そうなのを始末しに行くか」



私が黙っていると、アイクは優しく微笑みバイクを出した。










< 165 / 299 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop