セナの冒険
「お前!なんで………!誰だ?」
ロイドは私のすぐ側まで近寄り、やっとアイクに気が付いた様だ。
一体どんな目をしてるんだ…
「俺はアイク。あんたは、セナの連れか?」
「ああ、ロイドだ」
なんか少しロイドの声が低い………
もしかして、嫉妬!?
…って、私バカか。
「ロイドか。わかった、よろしくな。それより…向こうはいいのか?」
ロイドが魔物の方を振り向くと同時に、一際大きな音がして、戦っていたハンター達が地に落ちていった。
「ロイド、あんたマスターランクだろ?あんなの余裕で何とか出来るんじゃないのか?」
「当たり前だ」
そう言うと、ロイドは猛スピードで魔物に向かって行く。
当たり前だって…おいおい。
なら何でさっきまで手こずってたんだ……。