セナの冒険
再会
「ほら、終わったぜ」
「さすがマスターランク。腕は確かみたいだな」
「まあな。でもお前だってダイヤモンドだろ…………あ?」
アイクと会話をしていたロイドが、急に上を向いた。
「…セ…………ナ………!!」
え!?
私もロイドと同じ様に空を見上げると、遠くから大きな鳥が飛んで来る。
微かに聞こえる二つの声……
カズキとサーシャだ!!
「カズキー!サーシャー!!」
「セナああああ」
二人を乗せていたシェリアは私の目の前に着地し、二人は地に降りると同時に私に飛び付く。
「良かったあああ!!セナが無事で!!」
「心配したんだぜ!!」
「二人とも、ごめんね。心配かけて……でも大丈夫だよ。ロイドがいろいろと助けてくれたから」
「ロイド?」
二人はまた同時に顔を上げ、アイクとロイドを交互に見た。