セナの冒険





「あ、俺はアイク。ロイドはこっち」



アイクはロイドを指差した。



「俺がロイドだ」



ロイドが言うと、二人はロイドを凝視する。



「あ……セナのこと、ありがとうございます!!」



「いや、好きでしただけだからな…」



「! マスターランクなの!」



「マスターランク!!?うわ、すっげ、すっげ〜!!!本当だ、ヘアバンド黒い!…ん?ピアスも黒!?ガーディアンもマスターランク!?すっげ〜〜〜!!!」



カズキはもうすっかり興奮状態。

なんかもう、ずっと会ってない気がして、そんなとこも懐かしい。



「ああ……それより、さっき魔物のせいで街が荒れちまってな。空から見えただろ?直さなきゃなんねぇんだが、手伝ってくんねぇか?」



「そうだな、俺も手伝うよ」



ロイドの言葉にアイクも賛成。



「私は怪我人の治療するわ」



「俺はやっぱ力仕事!」



…私、どうしよう………
何か出来ることあるかな…?


「セナは………」



「セナ、私と一緒に来てくれない?」



「そうだな、行ってこいセナ」



「うん!」



なんとなく居場所のない思いだったから、サーシャが誘ってくれて良かった。









< 170 / 299 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop