セナの冒険
「おーい、こっち人手足りねえぞお〜!」
「誰か魔力強い奴来てくれ、直しきれない!」
「こっちは終わったぞ!」
門まで行くと、治療した人達も交え、大勢の人達が懸命に門を建て直している。
あ、もちろん大体は魔法ね!
「あ、おーい!セナー、サーシャ〜!」
「カズキ!」
シェリアに乗って、遠くからトンカチ片手に手を振ってる。
そっかぁ!
カズキも魔力持ってるから、充分力になれるのか!
私は………
魔力ない……。
まぁ工具使えば役に立てるかな?
「サーシャ、手伝いに行くの?」
「ううん。魔力も結構使っちゃったし、女の出る幕じゃないしね。……あ!それよりセナ!フローゼア様からの話があるの!」
「え?何?」
「話は一旦家へ帰ってしようぜ」
「うわっ、ロイド!」
振り返るとそこにはロイドが立っていた。
いっつも気配消して来るんだから…!
カズキ、アイクも降りてくる。