セナの冒険





「さ、入ってくれ」



「おぉぉぉ!!広いな、おい!!」



「すごいわねぇ〜…!」



マンションに着き、家の中に踏み入った瞬間、カズキとサーシャから感嘆の声が漏れた。



「適当に座ってくれよ」



ロイドはスタスタとキッチンまで行き、お茶の準備を始める。



「ロイドって、やっぱり金持ちだったんだなあ!」



「この椅子、うちの宿に欲しいわね」



カズキとサーシャははしゃぎながら部屋を見回る。



私も、リビング行くか…。



玄関から歩き出そうとすると、後ろからグッと肩を掴まれる。



「…ここ、セナの家じゃなかったんだな?」



そうだった!
アイクには、私の家ってことになってたんだ!









< 176 / 299 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop