セナの冒険
「ふーん…。こっちのやってる事は全部、お見通しってことか」
「そう…。魔王はシャドー団と呼ばれる組織に、セナを捕らえる命令を出してるみたい」
「シャドー団!?」
って、さっき襲って来た影達だよね!?
アイクを見ると、厳しい表情でお茶を見つめてる。
「なんだセナ、なんか知ってんのか?」
「う、うん…。アイクが助けてくれたんだけど、さっき私を襲って来た奴らがシャドー団の下っ端って…」
「下っ端!?アイク、何か知ってんのか!?」
カズキがアイクに問い掛ける。
「…ギルドに、最新情報が書いてあった。魔王が手掛けるシャドー団の動きが、最近活発化してるらしい。さっきの影達も恐らく上の奴らが試しに送って来たんだと思う。門を壊した魔物も、操られていた可能性は高いかもしれない」