セナの冒険
「…そうか。世界の命運は、セナの手に…」
う………
命運………
「ちょっと……そんなプレッシャーかける様な事、言わないでよ!気が重いよ!」
「ああ、悪い悪い」
ほんとだよ、もう!
…でも確かに、私の手にはヴィクトリアの命運がかかってるんだよね。
あ〜〜〜!!
私ほんとにそんな事が出来る様な器なのか!?
改めて考えると、物凄い不安が押し寄せてくる。
「まあでもさ、セナ!シャドー団とかゆーのが来ても、俺が護るから、心配すんなよ!!これでもセナが居ない間、サーシャと訓練してたんだぜ!」
少し重い空気の中、カズキが明るい声を出した。