セナの冒険
再出発
翌日…
「あぁ、昨日あんなに騒ぐんじゃなかった……」
結局あのあと全員お酒を飲み、テンションがハイになって騒ぎまくった。
そのせいか、頭が痛い……。
あああ、もう痛い!!
私は頭を抑えながら、隣のサーシャを起こさない様ベットを降り、リビングへ向かった。
リビングのソファーでは、アイク、カズキが寝てる。
カズキ、寝相わる!
アイクの綺麗な寝顔とは反対に、涎まで垂らしてるし!!
ってか、ロイドはどこだ?
「お、起きたか」
私が一歩踏み出すと同時に、バスルームのドアが開き、ロイドが出て来た。
「うん。今さっきね」
…上半身裸、濡れた髪の毛が妙に色っぽいな……。
って私、変態か!!
「あ〜、頭いてぇ………お前も風呂入って来いよ」
ロイドはこめかみをゴンゴン叩きながら、コップに水を溜めた。