セナの冒険




「セナ」



「ぅはい?」



やばっ!
妄想に浸ってたせいで、
声ひっくり返っちゃった!
いやだ恥ずい〜!!
絶対なんか言われる!



なんて思いながら視線をロイドに移すと、意外にもあのいつものからかうような笑顔はしてなかった。



「なんだよその返事。変な事考えてたんだろ」



「う……」



…時差で来ました。


でも、すぐにロイドの顔からその笑顔は消えた。



「お前さ、自分の世界に帰りたい?」



「…え?」



「だから、自分の世界に帰りたいかって言ってんの」



「帰りたいかって………そりゃ帰りたくなくなくなくなくなくなくなくなくなくなくもないけど〜…」



「…どっちだよ」



「う〜ん…」



自分で言っといて
訳わかんなくなっちゃったよ……









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