セナの冒険
「自分勝手なのは分かってる。でも、セナが居なくなるなんて…考えられねぇよ」
「…ロイド」
やだ…
そんな顔されると、
泣きそうになるよ…。
「お前は俺のこと、どう思ってんだよ?まだ待たせんのかよ?」
「どう思ってるって…」
「好きか好きじゃねぇか。…好きじゃねぇなら、きっぱり諦める。旅は続けるけどな……」
私がロイドの事、すきか?
「好きだよ?」
「は?」
え?
あ、今私、即答した?
あら…
ロイドびっくりしてるよ…
でも、これはもう結構前から
固まってた気持ち。
元の世界に帰りたいかどうかは別として
私もロイドと離れたくないのは同じ。