セナの冒険





「自分勝手なのは分かってる。でも、セナが居なくなるなんて…考えられねぇよ」



「…ロイド」



やだ…
そんな顔されると、
泣きそうになるよ…。



「お前は俺のこと、どう思ってんだよ?まだ待たせんのかよ?」



「どう思ってるって…」



「好きか好きじゃねぇか。…好きじゃねぇなら、きっぱり諦める。旅は続けるけどな……」



私がロイドの事、すきか?



「好きだよ?」



「は?」



え?
あ、今私、即答した?


あら…
ロイドびっくりしてるよ…



でも、これはもう結構前から
固まってた気持ち。


元の世界に帰りたいかどうかは別として
私もロイドと離れたくないのは同じ。










< 206 / 299 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop