セナの冒険




城の外へ出ると、うわ………
すごい数の魔物達…………


3人は最前線で戦っていた。



「私達もやりますよ、チト」



「はい、長老」



チトと呼ばれたさっきの少年は空中に飛び上がり、すごい勢いで魔物の群れに突っ込んでいった。



長老は近付いて来る魔物達を氷漬けに。



「私、前に行って一緒に戦ってくるから!セナは安全なここにいて!」



「う、うん」



サーシャは走り出し、3人(正確には3人と2匹)と共に例のムチを自由に使いこなし戦っている。



「あ、ロイド後ろ!」



ロイドの背後に迫ってきた魔物を、サーシャはバシッとムチで打ち落とす。



「サンキュ、サーシャ!」



「いいえ」



ここからでも表情もちゃんと分かるし、声も聞き取れる。



笑顔のロイドと、少し頬が赤いサーシャを見て………今私、モヤッとした……?



なんか、やだ。
この感じ…



「喰らええ!!スーパーウルトライナズマサンダー!!」



………カズキ、ネーミングセンスないな…。











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