セナの冒険
「すげえ〜!!ありがとう!サンキューフローゼア!!」
カズキは、さっきの台詞の後半の嫌味など気にも止めず、手放しに喜んでいる。
『まあいい。私はお前が気に入ったからな』
…なんか和やかな雰囲気の中、私居場所無いんですけど!
悲しい〜!
『あ、だがお前達二人の旅では無防備過ぎる。そこで、私達女神には必ず番人がいるのだが、私の番人…光の番人のサーシャという者を同行させるからな!必ず力になってくれる』
「サーシャ?どこにいるんだ?」
『この森を抜け、真っ直ぐ行った街レキスタンにアイツは住んでる。そこのフレアシスと言う宿屋にサーシャは居るはずだ。名前を言えば、すぐに理解するだろう』
「ふうん、そっか」
『そこの木々の間の細い道を抜ければ、道路に出る。真っ直ぐ行けばすぐ着く』