セナの冒険
「…はい……まあ……」
……なんだろう。
何て言うか、違うとこ答えてもらいたかった気が…
「やっぱりか!うらやましい限りじゃぞ!!グホホホホ!!」
このおじいさん、元気だなぁ…。
「ところでどうしたんじゃ?さっきからわしの顔を見つめおって。…さては惚れたな?だめじゃぞそんな!浮気なんかしたら坊主が悲しむぞい!!……まあ、わしからしたら大歓迎じゃがな!!こんなプリチーガールがわしのガールフレンドになるなんて、嬉しいことこの上ないからな!!グホホホホ!!」
「……あはは…」
何でこのおじいさん、こんなにハイテンションなんだろう…。
酔ったおじさん並でしょ…。
私は何て返したら良いのかわからず、ただ苦笑いを浮かべていた。
そして――私、この人苦手だ。