セナの冒険
「そっか、ありがとうフローゼア!行ってくる!行こうぜセナ!」
私はカズキに腕を引っ張られ歩き出した。
「あ、ありがとうフローゼア!」
私も御礼を言うと、フローゼアは微笑んだ。
『自分は何も出来ないと言って、自分を責めるなよ。お前が強く願えば、必ず宝玉が力を貸してくれる。お前にこんな使命を押し付ける形になって、申し訳ないと思っている。身体には、気をつけるのだぞ!』
…フローゼア、口は悪いけどいい人じゃん!
何だかんだ言って、私のこと心配してくれてんだ。嬉しい!
それにしても…
私自身には何の力もないけど、宝玉は助けになってくれるんだよね?
強く願えば…。
私は手を引かれながら、光の宝玉を見つめた。