セナの冒険
「うおおおおッ!!手が燃えそうに熱ちぃ!!」
「よし、魔物に向かって思いっきり放って!!」
「おおぉぉぉ!!」
カズキは魔物に向かい両手を広げ魔力を放出させた。
そのまばゆい大きな魔力は稲妻となり、すごい速さで魔物に向かっていった。
ドオオォ…ン!
すごい衝撃と眩しさで思わず目を瞑ってしまい、もう一度目を開くとさっきの場所に魔物はおらず、ただその場所の木々がメラメラと燃えていた。
「…やったのか?」
「凄い魔力…」
何気に空を見上げた私の目には、ギャアギャア叫びながら物凄いスピードでこっちに飛んでくる、さっきの魔物の姿が映った。
「きゃああああ!!」