セナの冒険
「よぉねーちゃん、遊ぼうよ」
「なぁなぁ、ちょっとぐらいいいじゃん」
……………。
さっきから、何故か私の後ろを二人のチャラ男が着いて来る。
これってナンパ…なのかな…。
いまだ声を掛けてくるチャラ男達に腹が立ちながらも、無視し続ける私に一人が突っ掛かってくる。
「おい、無視ばっかしないでこっちむけよ!……お、やっぱカワイイじゃん♪」
「ホントだ、ひゅ〜っ♪」
う…
何コイツら、酒くさ!
酔ってる!?
「オイ、俺気ぃ変わっちゃったよ〜」
「あの人目の少ないとこ行って、イイコトしようぜ〜」
なっ…!?
まさかこいつら…!!
「ちょ……やめて!!」
「声もカワイイ〜♪」
どうしよう…!!
腕を掴む力が強くて振りほどけない…!!