セナの冒険
女神がいなければ当然宝玉の力も段々と弱まっていくわけで、50年ぐらい前から、ついに地を護ってゆく程の力が無くなってきた。
そのせいで、魔王の力が少しずつ強まりヴィクトリアに侵入してきて、悪に染まる人間や魔物が急に増えたり、時の流れが歪み始めた地もあるらしい。
そして、そう言ったモノを元に戻すためにはやっぱり時の女神が必要だが、護るべき地を放り出して女神達が魔王城に行く事は出来ない。
女神達の考えでは、5つの宝玉が集まってやっと開く封印された扉の向こう、別次元の魔王城に住む魔王の息子、ルブブが時の女神をさらったんではないかという。
これはほぼ、と言うか完璧確定らしい。
魔王城には異次元に繋がる時空ホールがあり、ルブブは魔王よりランクは下なので簡単にこちらに侵入出来るし、何やら以前から時の女神に好意を寄せていたらしく、そこに魔王がつけ込んでヴィクトリアの支配を狙ってる、と。