セナの冒険
「…そういう事か」
ロイドは話を聞き終えると、納得したように頷く。
「それで、大地の番人のこと知ってる?」
「ああ、知ってるぜ」
「ホント!?どこにいるの?」
「ここ」
…は?
ニヤリとしながらクイッと親指を自分に向けて指してる。
「……は?ロイドが大地の番人なの…?」
「そういうこと」
そ…そうだったのか―――!!
なんたる偶然!!
いや、奇跡!!
私すごいかも!!
あ、でも元は私じゃなくてガイズさんか!!
「つか、お前仲間とはぐれたんだっけ?」
「うん」
「じゃあ俺と暮らすか」
「え!?」
「どうせ仲間どこにいるか知らねぇし、行き場所ねぇんだろ?だったら仲間と合流するまで俺んとこに居ればいい」
これは…
お言葉に甘えていいのかな!?
私が返事に戸惑っていると、
「男の誘いには甘えるべきだぜ?セナ」
不敵に笑うロイド…う〜ん。
ロイドエロいし…
でもいい人だし…
どうせ行き場所ないもんね…?
「よろしくお願いします」
「よし」
そして今日から、私は暫くロイドの家に居候させてもらうことになった。