セナの冒険
暫くバイクの後ろで流れる景色を楽しんでいたけど、同じ様な変わらない景色に退屈してきた。
あ〜…
なんか眠いなぁ……
思わずうとうとしていると、前からロイドが顔だけこっちに向け声を掛けてきた。
「おら、起きろ!落っこちたら置いてくぞ?」
な、なんでうとうとしてるのわかったんだろう…?
「は、はいっ」
「よし、いい子………………!!おい、しっかり俺につかまっとけよ!?」
「え!?何!?」
「いいから!」
私は強くロイドに掴まり背中に顔を押し付けると、バイクは物凄いスピードを出した。
な、何がなんだか全くわからない…!
ロイドの背中で前方も見えないし!