セナの冒険






一瞬ぽかんとした私は、すぐに我に返った。




「なななな…!?」




「なんだよ?」




ロイドはやけにニコニコしてる…。




「ば、番人って皆こんなことしないと女神に会わせてくれないの??」




「ん〜ま、それぞれだけど、2回目のキスは俺がしたかっただけ」




し、したかっただけって………

私を何だと思ってんだか………




半分呆れた思い、半分恥ずかしい思いを抱えつつロイドに問い掛ける。




「…で、大地の女神は…?」




「ん、ああ!今会わせてやる」




わ、忘れてたの!?




ロイドは右手を私の額に翳した。




と同時に、私とロイドは燃え盛る不思議と熱くない炎に包まれた。










< 93 / 299 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop