セナの冒険
一瞬ぽかんとした私は、すぐに我に返った。
「なななな…!?」
「なんだよ?」
ロイドはやけにニコニコしてる…。
「ば、番人って皆こんなことしないと女神に会わせてくれないの??」
「ん〜ま、それぞれだけど、2回目のキスは俺がしたかっただけ」
し、したかっただけって………
私を何だと思ってんだか………
半分呆れた思い、半分恥ずかしい思いを抱えつつロイドに問い掛ける。
「…で、大地の女神は…?」
「ん、ああ!今会わせてやる」
わ、忘れてたの!?
ロイドは右手を私の額に翳した。
と同時に、私とロイドは燃え盛る不思議と熱くない炎に包まれた。